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first created: 2003-10-27
last modified: 2003-10-27

2003-10-27

参院埼玉補選とメディア

politics and freedom

明日公示を控えている来月9日の総選挙の前哨戦と謳われた参議院の埼玉補欠選挙が昨日行われ、即日開票の結果、自民党の関口昌一が都市部で強いと言われている民主党候補・嶋田智哉子を接戦の末、当選を果たした。投票率はなんと27.52%と2001年に行われた参議院議員選挙時の52%からほぼ半減する、異常なほど低い投票率となった。» 参院埼玉補選:自民・関口氏が当選 投票率27.52%毎日新聞

面白いのはメディアの反応である。共同通信Yahoo! Japanと共同で行ったNetでの世論調査(その後、2ちゃんねるで保守新党に投票しようという動きが盛り上がり、投票は中止された)でその結果があまりに民主党寄りだったことから情報操作していると騒いでいた2ちゃんねるでは、その共同通信が「小泉人気浸透せず 無党派の半数が嶋田氏」という論調で記事を配信したことにふたたび反共同通信の火がついた。» ヤフー&共同通信&民主党 組織ぐるみのプロパガンダ疑惑海星公司

共同通信社の出口調査(2778人が回答したとのこと)では無党派層の54%が民主党の嶋田に投票、勝った自民党の関口には19%しか投票しなかったと配信された記事にはあったいう(これはYahoo!に載っていた記事で、現在は削除されて見ることができない)。この記事自体はおそらくでたらめではないだろう。なぜなら、NHKもニュースのなかで、NHK独自の出口調査でも無党派層の多くが嶋田に投票したことを伝えていたからだ。

27%という超低投票率は勿論、自民党や公明党共産党といった組織票が集まる政党には有利である。一方、無党派層に支持を求めざるを得ない民主党にはひどく不利な選挙となったわけだ。公明党(創価学会)は今回、自民党の候補・関口昌一を推薦、自民党はこの選挙でも創価学会という一枚岩の組織(上の命令には絶対に従います)を活用することができたわけだ。参院をコントロールできていない自民党が公明党と連立を組み、今の政権が成り立っているわけだが、公明党との連立は殆ど選挙目当てになってしまっている。

どちらにせよ、結果的に民主党は前哨戦と言われるこの参院埼玉補選に敗れたわけだ。その原因を民主党は低投票率に被せ、代表の菅直人この低投票率の中で自民党候補とほとんど差がなかったということは善戦健闘したと言える。総選挙に向けて、しっかり戦えば自公連合軍を十分敗ることができるという手応えを感じた。 と呑気なことを言っている。» 参院埼玉補選で、島田候補が惜敗(民主党)

確かに民主党は無党派層では圧倒的に自民党に勝っていたことだろう。しかし、殆どの無党派層の足を投票所に向けることができなかった責任は重い。総選挙の投票日を2週間後に控え、逆にこんなときに参院補選ではなかなか関心を惹起することは難しかったかもしれない(実を言えば、昨夜、開票のニュースを見るまで僕はこの選挙があること自体知らなかった)。しかし、ダサイタマの県民の無党派層が補選を無視したのと同じようなことが来月の衆議院選で起こっては決してならないのだ。

自民党は今回、小泉首相や安倍幹事長を何度も埼玉に送り込んで補選を戦った。この勝利を受けて、有権者は小泉改革を支持しているとか、安倍人気は強いとか、そんなことを右派のメディア(もしくは自民党支持のメディア)は言っている。読売新聞は「埼玉補選が教える本番への課題」と題したその社説で、関口氏の勝利は、「小泉・安倍人気」の高さを裏付け今回の関口氏の勝利は小泉・安倍人気が、「民・由合併効果」を凌駕(りょうが)した格好と論じた。しかしその文章のすぐあとで

知事選で自主投票だった公明党が、今回は関口氏を推し、組織力をフル回転させた。投票率が27.52%と極めて低かっただけに、公明党の支持母体の組織票が威力を発揮したとも言える。

と意味不明なことを言い始めた。

関口当選という結果から小泉・安倍人気が民主党・自由党合併効果に勝ったことを引き出しておきながら、関口当選の要因は公明党の学会組織票だったと論じている。つまり、関口当選は安倍人気とはあまり関係ないが、自民党の候補が補選に勝利したことは小泉・安倍人気を裏づけていると言うのだ。おかしすぎる。本当は小泉・安倍のイメージ選挙も勝利の要因と書きたいが、無党派層がそっぽを向いたことで、その要因とするにはあまりに根拠が足らなかったということかもしれない。

これは産経新聞にも言える(産経の方がずっとひどい)。2ちゃんねるのニュース速報+にあったスレッド 【参院埼玉補選】 小泉人気浸透せず 無党派の半数が嶋田氏★2(すでにdat落ち) には

966 :名無しさん@4周年 :03/10/27 00:16 ID:PoEDjynY

産経

自民・関口氏が初当選 参院埼玉補選

 嶋田氏は「本物と偽物の改革を見極めてほしい」と小泉構造改革を批判。菅直人代表や
小沢一郎氏らとともに「日本を変えよう」と政権交代を訴えたが、期待した浮動票が関口氏に
流れた。投票率の低さも不利に作用した。
http://www.sankei.co.jp/news/031026/1026sei102.htm

>期待した浮動票が関口氏に流れた。
>期待した浮動票が関口氏に流れた。

という書き込みがあった。敗因として低投票率を掲げつつ、「浮動票」(無党派層)が民主党に流れなかったとしている。しかし産経新聞のWebサイトではその後、「自民・関口氏が初当選 参院埼玉補選」という記事に差し替えとなり、その記事のなかでは「浮動票」についてはまったく触れられていない。民主・嶋田の敗因は次のように書かれていた。

嶋田氏は「本物と偽物の改革を見極めてほしい」と小泉構造改革を批判。菅直人代表や小沢一郎氏らとともに「日本を変えよう」と政権交代を訴え無党派層に支持を広げたが、低投票率が響き一歩及ばなかった。

さらに産経は今日付けの社説 【主張】参院埼玉補選 実証された小泉安倍効果 で、一方で「二枚看板も自民辛勝 都市部浮動票に課題」と冷静な分析を行っているのにもかかわらず、

勝因は、候補者自身の個人的な魅力もさることながら、自民党が都市部での票を民主党よりも引き付ける力量があったといえる。

民主党優勢といわれた前評判をひっくり返したのは、小泉純一郎首相と安倍晋三幹事長による「改革政党」の主張が、効果を上げたためだろう。

と論じ、その根拠として、先月下旬、総裁選後の内閣改造・安倍幹事長抜擢で人気が急上昇した直後のFNNとの合同世論調査の結果 - 総選挙後の望ましい政権として自民党が55%、民主党は25%に過ぎなかったという結果を挙げている。» 本社・FNN合同世論調査 自民支持率40%超す 安倍幹事長「期待」75% (Sankei Web)

その社説の後半では、民主党が今回の選挙で目玉としているマニフェストは財源などの裏付けはあいまいなままで、実行可能かどうか疑わしい公約も少なくない。有権者が政権を託すに足る判断材料は、なお不十分である。三割に達しない低投票率は、マニフェストへの関心がけっして高くないことを示している。と書き、なんとかマニフェストに目を向けないように必死である。

先の共同通信と同じように親民主の姿勢を取る朝日新聞や毎日新聞では今回の自民党の勝利の要因を公明党に乗っかった組織票にあったとしており、読売新聞や産経新聞と対照的な姿が見える。毎日新聞は今日の社説 高速道路改革 無料化という新鮮な提案 で、民主党の高速道路無料化への支持をはっきりと表明したぐらいである。
» 参院補選 関口氏、組織選の強み (asahi.com)
» 弾み付けたい−自民 低投票率の中で善戦−民主(共同通信)

新聞社ではない共同通信のような通信社が果たして一方の政党に偏ってニュースを配信するのはどうかと思うが、新聞社やほかのメディアが自分たちの信念に従い、支持を明確にすることは別段悪いことでもないし、僕らからするとはっきりと主張してくれた方がテレビ局のように不偏不党を建て前にして堂々と偏った報道を行うメディア(例えば、自民党寄りの日本テレビであり、民主党寄りのテレビ朝日である)よりも健全である。

今回の参院埼玉補選の報道についても、一方のメディアだけの言い分を鵜呑みして判断するのは危険という当たり前のことを指し示しているに過ぎない。

building bigbrother.jp

computer and internet

僕が作っているもうひとつのWebサイト bigbrother.jp ではblogはb2、WikiはPukiWikiを使ってサイトを構築している。どちらもPHPベースのWebアプリケーションである。ホスティングはアメリカ・シカゴにあるHostForWeb.COMというWebサービスプロバイダーを利用しているが、一昨日ぐらいからひどくおかしいのだ。

一昨日、bigbrother.jpのWebサイトは問題なく表示はできるのだが、今までなんの問題もなく動いていたb2が急に機能しなくなった。ページには次のようなエラーメッセージが出てしまう。

Warning: mysql_fetch_object(): supplied argument is not a valid MySQL result resource in /home/bigbroth/public_html/index.php on line 65

また、election wikiでもつい30分ばかし前にできていたファイルのアップロードができなくなった。ページを作成したり、編集したりすることはできるのに。

何もいじっていないので、ホスト側で何か変更があったのかと思った。例えば、PHPのバージョンを上げたとか。先月下旬にビルドされたものは4.3.3だった。これを4.3.4に上げたのかと考えたのだ。しかし、phpinfoを確認しても別に変更がないようだ。

先のメッセージをGoogleで検索しても、埒が明かない。Wikiでもおかしな現象が発生しているので(b2ではMySQLをDBとして使うが、Wikiではデータベースは使わない)、PHPとMySQLとのあいだに問題があるとは考えにくかった。しかし、問い合わせする前に状況ははっきりさせておこうと、データベースを作り直し、b2を動かしてみたが、状況は同じだった(セットアップまではできたけれど、そのあと記事を作り、登録すると上記のエラーになってしまう)。

election wikiではなく別のディレクトリに置いてあったWikiを動かしても、どうしても添付ファイルのアップロードができなかった。やはりホストに問題があると考えざるを得なかった。そしてb2のforumにあった投稿 Warning: mysql_fetch_object(): supplied argument...

If you also experience such problem i.e. ur blog suddenly dies after running it for sometimes, most probably the problem lies in your host. Your host maybe undergoing changes or had their virus scanner running.

と書いてあったことから、少し時間を置き、それでも直らないようであれば、問い合わせを行うか、ほかのホスティングサービスを利用してみようかと思った。

それまでに6時間ぐらい格闘していたことになる。そして、ふとbigbrother.jpのトップページを開いてみると、直っているではないか!Wikiでも今度はファイルをアップロードできた。まったく時間を無駄にしたものだ、と憤ったところでどうしようもない。

しかし問題はこれでおしまいではなかった。次の日(つまり昨日のこと)、また同じような現象が起こった。今度は1時間ぐらいで復旧したが、このようなことがたびたびあるなんてとんでもない。そして今、これを書いている最中も、みたびページが表示できなくなっている。いい加減にしてほしい。

結構自由に使えるし、反応が少し遅いと感じるぐらいでまあまあ気に入っていたホスティングの会社だった。しかし、たまにDNSがおかしくなり、サーバに接続できなくなったりする。これからサポートセンターに問い合わせるが、本気でホストの引っ越しを考える必要が出てきた。

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