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first created: 2003-07-31
last modified: 2003-07-31

2003-07-31

cyberspace and real world

computer and internet

財団法人インターネット協会(IAjapan)が インターネット ルール&マナー検定 というインターネットユーザの啓蒙を目的とした検定を始めたのは21日のことだった。Slashdot Japanインターネットルール&マナー検定 いよいよスタート!だが…… を見て僕は知ったが、サーバが重いとか書かれていたので今まで放って置いた。そこで今日、試してみたわけだ。

設問は100問あり、かなり面倒でしんどかった。その名の通り、掲示板でいざこざを起こしたとき、どんなふうに振る舞えばいいかとか、添付ファイルのメッセージを送る際に注意すべきことなど、いわゆる ネチケット に関するものやウィルスやオンラインショッピング、ネットオークションにまつわる設問、そしてInternetの一般的な仕組みに関するものまで結構事細かに出題されていた。

そのなかで、

ユーザにとっては、アクセスしたWebが自分のことを覚えていてくれるなどの便利な機能を提供する反面、個人情報と結びつけてオンラインの行動を追跡するなど、個人情報保護やプライバシー侵害などの危険が指摘されているブラウザの仕組みは次のうちどれか、選びなさい。

  1. クッキー
  2. ハッカー
  3. ビスケット
  4. SSL

なんていうお茶目な回答の選択肢もあったりとそれなりに楽しめた。結果は94点、見事に検定合格だ。3000円ぽっきりで立派かどうかはわからないが、とにかく合格証も発行してくれるらしい。勿論、合格証はパスした。

財団法人インターネット協会は音楽レーベルやJASRACに一方的に偏った ネットワーク音楽著作権連絡協議会 (NMRC) への参画やWebフィルタリングの導入を積極的に推し進めたりと インターネットの発展を推進することで というよりは Internetを管理・制限することで 高度情報化社会の形成を図り、我が国の経済社会の発展と国民生活の向上に資する と思っているような団体だ。しかし、この検定は結構よくできたものではないかと思う。Slashdotでは懐疑的な意見が多かったが、特にInternetを始めて間もない人や一般のユーザには効果的と思う。

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気になったことは、著作権をめぐる問題で、現実の世界と同様、Internetでも著作権を無視した行為は許されない、といったメッセージを感じたことだ。最近の傾向として、Cyberspaceでもreal worldとなんら変わりがない、その国の法の下に存在し、悪いことを犯せば罰せられるんだ、みたいな話が多いが、僕はやはり違うと思う。

Internetを自由の砦と理想化するのも、Internetを無法地帯と決めつけるのにも賛成することはできないが、著作権や表現の自由の問題でバーチャルと現実世界が混在するInternetを現実世界の法やルールのみで無理矢理解決しようとしている姿勢が気に食わないのだ。人間が作ったInternetの世界が現実世界にバインドされる一方、Internetの世界が現実世界を変えている現実を認め、Cyberspaceの視点から法やルールを考えていく姿勢が必要だ。

しかし、殆どの国民や為政者がInternetを理解していない以上、それを求めるのは酷かもしれない。日本にもLessigのような人間が必要だ。HotWired Japan白田秀彰の「インターネットの法と習慣」 を連載している白田秀彰は日本のLessigとなれるだろうか?

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