2003-03-20
イラク爆撃開始
muffyに起こされ、Yahoo!のニュースを見たら、アメリカのイラク・バグダッド空爆を報せていた。テレビをすぐにつけたところ、どの局もイラクニュース一辺倒。勿論、そんななかでもテレビ東京だけはしっかり昼の映画をやっていた。初めてバグダッドにミサイルが落ちたのは日本時間11時35分のことだったらしい。
NHKであれ、日本テレビであれ、TBSであれ、フジテレビであれ、そしてテレビ朝日であれ、みな同じようにバグダッドのまだ真っ暗の空に光る防空射撃の閃光を映しだし、興奮して声のうわずった現地バグダッドにいるジャーナリストたちのレポートを流し続ける。日本のスタジオでは専門家とされる軍事評論家や政治評論家が駆り出され、始まったばかりの戦争について終わったときには誰もが忘れ、語った者すら記憶に留めておくのを憚りかねないコメントを無責任に撒き散らす。これが戦争ワイドショーなのだ。これからどれぐらいかかるかはわからないが、僕たちはこのバーチャルが如くリアルに無垢な人間が殺されていく戦争ショーを楽しむことになるのだ。
僕もその残酷な傍観者のひとりだ。ブラウン管を占有し続けるイラク攻撃のニュースにかじりつき、Webで最新ニュースを追い続ける。日に何度BBC NEWSにアクセスしたことか。日本のメディアは基本的にイラク寄り、ブッシュを批難する傾向が強いように感じた。しかし、日本の世論は実際にバグダッドが攻撃された今も意識的に目を背けるかのようにだんまりを決め込んでいるように写る。
日本人の一般的な気持ちを垣間見せるのが小泉首相の談話だ。(大した努力は払わなかったけれど)平和を求める日本としては戦争に参加すること(血を流すこと)は決してしない、しかし、日米関係、さらに言い換えるとテロ国家北朝鮮を抱えることを考えると先制攻撃に踏み切ったアメリカ・イギリスを支持せざるを得ない、これが現在の日本の空気だと思う。
バグダッドが12年ぶりに爆撃されたこの日、僕が確信したこと
- 日本は(自国だけの)平和を愛する国だ
- 日本は(世界の)平和のためには何もしない(できない)
- 日本は口を持たないアメリカの子分である
12年もの長い月日が流れた今でも日本は何も変わっていなかった。■