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first created: 2003-01-29
last modified: 2003-04-23

2003-01-29

opera 7 for windows final

computer and internet

Opera SoftwareからOpera 7 for Windowsが正式にリリースされた。最初のbeta版からバグが多すぎて使う気になれず、レジストしたものの6.05をメインにずっと使ってきた。今回、正式版が出たということで少し使ってみたところ、相変わらずHotlistが使いにくく、さらにレンダリングの問題も直っていなかった。残念。

レンダリングの問題とはmuffy.jpのwebページのなかでリンクされたものが残像となって残ってしまうものだ。» see screen shot (png, 56870 bytes)

昨日、どうすればそのような現象が発生するのか確認してみたところ、日本語で自動折り返しされたところによってリンクされる文字列の残像が左側に残ってしまうようだ。これが1 byteの文字だけだと問題ない。これはbugとして報告しておいた方がよさそうだ。

しかし、そのような小さなbugこそあれ完成度は確かにbeta版のときよりかなりよくなっていた。レンダリングもOpera 6に比べて格段に早くなっている。あとはSkinがもう少し充実してくれることを願う。UIはOpera 6の方がいいような気もするなぁ。

punishing paedophiles

politics and freedom

The Economist誌は先々週号(January 18th-24th 2003)のLeadersで、Child pornography "Just looking?"(subscriberのみ閲覧可能)と題された記事のなかで、イギリスは幼児ポルノに対する法律の適用がきつすぎると主張していた。

先日、伝説のロックバンドThe WhoのギタリストPete TownshendがInternetの幼児ポルノの会員制サイトから画像をダウンロードしたのをFBIがイギリスの警察に通報したというニュースが流れた。すぐに彼は自分がpaedophile(幼児性愛者)であることを否定、彼が幼児ポルノのwebサイトを覗いたことは認めたものの、それはact as 'vigilante' - つまり監視者として見たに過ぎないという少しきつい言い訳をしている。» I'm no paedophile, says Who star (BBC NEWS)

彼はInternet上の違法コンテンツ(特に幼児ポルノの画像)を監視するイギリスの団体The Internet Watch Foundation(IWF)の賛同者であり、"research"の目的で幼児ポルノの会員制webサイトを一体どんなものがあるんだという感じで覗いたらしい。しかし当のIWFは彼のことなんか今まで聞いたこともないってマスコミに伝えたものだからPeteは困ってしまっている。

-->notes

1月29日、Petetownshend.comにあるnewsが更新され、IWFにPeteとのつながりなんかないって言った経緯について弁護士を通して説明を求めているという旨が載っかっていた。» Internet Watch Foundation - Updated information

また、ポーツマスで数学を教えているGerry Mephamという55歳の教師がセスナ機かなんかでイギリス海峡に向けて飛び立って以来行方不明という事件があり、その教師はハンプシャ警察から子供の淫らな写真を所持していたかどで逮捕されていたのだ。学校からは写真を撮ったという疑いから謹慎処分中だったらしい。» Missing pilot was quizzed over porn (BBC NEWS)

The Economistはこのふたつの事件を引き合いに出し、イギリスの法律があまりに幼児ポルノに対して厳しくなりすぎたから後者のように自殺まで犯す者が出てくる、これでは幼児性愛で捕まることは(それが無罪だったとしても)その人の人生を駄目にしてしまっていると書き、今の法律の問題点を提議している。

勿論、The Economistはなんだか幼児ポルノなんて大したことはない、こんなことでその人の人生を滅茶苦茶にしてしまうなんてひどいじゃないかと書いているわけではない。幼児ポルノが幼児に対する性的虐待などに繋がる危険性を大いに孕んでいることは認めた上、しかし、幼児ポルノ画像をInternetからダウンロードしたり、所持しているだけで犯罪(それも5年以下の懲役)となってしまう現行の法制度に文句を垂れているのだ。要するに、幼児の裸の画像を所持していたとしても、それが実際に幼児虐待のものなのか単に子供の裸のものなのか、ケースを厳密に区別しろと言っているのだ。

一方、別の記事では多くのpaedophileの摘発に警察が追いついていない、幼児ポルノは実際野放しになってしまっていると報告している。記事によるとYahoo! EgroupsのひとつCandymanのなかで幼児ポルノのファイルがやりとりされていたのをFBIの手入れが入り、クレジットカードを使ってやりとりしていた者のなかに7,272人のイギリス人がいたらしい。» FBI - Operation Candyman (FBI)

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問題はpaedophileであること、幼児性愛という性的な趣味・嗜好を持つこと自体が悪いことか否かだ。僕は正直のところ幼児に興味はない。子供とセックスをしたいとは思わないし、幼女のヌード写真を見たいとも思わない。しかし、この世にはそういった嗜好を持つ者が多くいるのも事実だ。特にロリ天国日本にはいっぱいいるらしい。それは秋葉原にあるエロゲー売り場にでも足を運んでみればわかるだろう。そのなかでも小学校の先生は危なさそうだ。

僕はロリコンのエロ漫画やエロゲーに対して不快感を感じる。僕が高校生だった頃、ヤングサンデーに遊人のANGELが連載されていた。ロリコンの画風で性描写をかなり子細に描いたこのエロ漫画はその後、10に上る都道府県から有害コミック認定を受け、成人コミックとして発売されることとなった。» 警告を受けた雑誌・コミック+本のコレクション

この漫画が普通のコンビニや駅の売店で簡単に購入できる青年コミック誌に連載されているという事実は性に対する日本社会のいびつさをよく表していると思うが、僕はその当時、このいやらしい漫画を読んで興奮しないわけにはいかなかった。しかしそれから10数年が経ち、30になった僕はANGELを読みたいと思わないし、高校生時の僕が興奮させられたその画風がいやに僕を不快にさせる。

僕のように多くの人間がそういった漫画やエロゲー、そして幼児ポルノに対して不快感を感じることだろう。また、僕らと同じ日本人がタイやベトナムといった東南アジアの国々で幼児のからだを買っているという事実の前に日本人として恥ずかしさを感じているに違いない。しかし、だからといってロリコン漫画を禁止するべきかと訊かれれば、僕は規制すれども禁止にするのは間違っていると答えるだろう。どんなに不快なものであれ、それが実際に幼児を虐待したものでなければ、それを禁止することはできない。これは表現の自由の問題だ。

スカトロの趣味を持った者が誰かのうんこを喰らっているところを描いた漫画やそのものずばりの写真を撮り、公開することを僕らは禁止できない(勿論、こんなことを書いている僕でさえ、気分が悪くてしようがないが)のと同じように、幼児ポルノを禁止することはできないのだ。

ANGELといったアダルト・コミックが無制限に本屋で買えるような社会は間違っている。しかるべく場所でしかるべく人がそういったものを購入すればいい。それはアダルトビデオなどにも言えることだ。自由社会に暮らす我々ができうることはこうした規制が精一杯であり、悪しきものであっても表現の自由・言論の自由を守るためには致し方ないことなのだ。

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Liberalを標榜するさすがのThe Economistも僕が信じる表現の自由までは踏み込めないが、先のLeaderではInternetでも幼児の裸の写真をただ掲載しているだけ、もしくはコンピュータで作成した幼児ポルノをただ掲載しているだけの場合やそのコンテンツをただダウンロードしただけで逮捕されるという状態は異常だと彼らは言う。確かにそのファイルをダウンロードしただけで捕まるという事態はほんと尋常ではない。

日本でも1999年5月に児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律が制定された。その条文を読む限りでは児童との性行為やそれに類似する行為でなければ児童ポルノには当たらない、また、デジタルで制作された画像なども児童ポルノには当たらないらしい。» 未成年アイドルの顔写真を使ったアイコラは『児童ポルノ禁止法』違反!? (HOUTAL)

しかし、紀藤弁護士のwebサイト リンク総合法律事務所 にあったコラム 日本発・チャイルドポルノ によると

刑法では、13歳未満の女子とSEXをする行為を無条件に強姦罪にしているし(177条/2年以上の懲役)、13歳未満の男女に対するわいせつな行為を無条件に強制わいせつ罪としている(176条/6カ月以上7年以下の懲役)。

なんてことになっているらしい。同意があるなしに関わらず性行為は強姦罪、性的な行為は強制猥褻罪と捕まるとは... おそらくナボコフのロリータでも読んで我慢しろと言うことだ。

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