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first created: 2003-05-02
last modified: 2003-05-02

2002-11-07

fuck spammers!

computer and internet

先日受け取ったspamのヘッダからspammerのInternetの接続先がわかった。IPアドレスは219.111.0.41だった。Whoisで検索する。spammerはBB.excite経由でspamを送信したこととなる。500円でフレッツADSL、spam送信の単価がさらに安くなるわけだ。このspamを送信した会社はメール本文からは

電子メール広告社
〒104-0061 東京都中央区銀座8-19-3 第2ウイングビル 3F
TEL 03-3544-6222
FAX 03-3544-6218

となっているが、この会社、以前にも3度spamを送信してきていた。その首根っこを捕まえようとヘッダを確認するが、自前のメールサーバを使用、そのIPアドレスはいつも巧妙にヘッダから削除されていた。しかし今回、何を血迷ったのか、送信時のIPアドレスがヘッダに記載されていたわけだ。

すぐさまBB.exciteに通報。その返事は2日後にきちんと返ってきた。該当ユーザを確認、直ちにspammerに対するサービス提供の強制停止と強制退会を行ったという回答だった。素晴らしい。BB.exciteの迅速かつ見事な対応は称賛に値する。こういった対応でその会社の姿勢がわかるものだ。

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"spam"とはいわゆる電子メールによるダイレクトメールやネズミ講を勧誘するメールといった希望してもいないのに勝手に送られてくるメールのことだ。その言葉の謂われはMonty Pythonの番組 Monty Python's Flying Circus のskit(コント)なかで、米ミネソタ州オースティンに本社を置く食品会社Hormel Foodsの缶詰ハムSPAMがコントのネタにされたシーンからUsenetのあいだで広まったとされている。» Origin of the term "spam" to mean net abuse

そのときの登場人物が "spam, spam, spam, spam, spam, spam..." と叫び歌いまくるシーンが笑えるコントだが、別の謂われとして、Why is it called "spam"?ではUSC(南カリフォルニア大学)の研究室でその缶詰とspamの性格が非常に似ていたからそのように呼ばれるようになったという話を紹介している。そのsame characteristicsというのが面白い。

  • 誰もほしがらない。
  • 誰も食べた(使った)ことがない。
  • ときにはSPAMが実際においしいと感じるときがある(ジャンクメールの1%を有用に思う人間がいるように)。

やはりここまで自分の会社の製品をけなされるのもどうかと思う。しかし、spamという呼び名がなければこのSPAMがこれほど有名になることはなかっただろう。少なくとも日本でこの缶詰を知っていた者は殆どいなかったと思う。ちなみに"SPAM"と書くとHomel社の缶詰を指し、"Spam"もしくは"spam"と書くと電子メールのspamを指すので、書くときは注意が必要だ。

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僕がspamを受け取ることは非常に少ない。つきに1,2通来るかどうかと思う。それも殆どは@niftyのメールアカウント宛だ。会員数が日本一、メールアドレスのアカウントがログインIDと同じことがその原因かもしれない。プロバイダは基本的に着信拒否サービスなどを利用して排除するようにと受け取る側で対処させようとする。しかし、それはまったくもって間違い、それではいつまで経っても無作為にspamをばらまく業者を駆逐することはできない。根元を押さえなければ意味がないのだ。

結局それはDoCoMoauJ-PHONEといった携帯電話会社の姿勢にも言える。spam自体が少ないauやJ-PHONEはさておき、特にDoCoMoの対応というのは最悪だ。spamをいちいちダウンロードしなければいけないというメールシステムに加え、ヘッダを勝手に削除、受け取った側にspamの配送ルートを知らせない、そして、まったくもって不便な着信拒否設定でお茶を濁そうとしているわけだ。

大体、spamを「迷惑メール」などという意味不明な呼び方を作り、spamをspamとしてこの世にはっきりと認識させたなかった罪は重い。そんな生易しい言い方ではなく、spamというウィットに富んだ呼び名を使うべきなのだ(実際はこんなことはどうでもいいのだが)。

行政の対応もまたあほらしい。「迷惑メール」には件名に「広告」であることを明記させ、本文にその連絡先を必須で記載させる法律を策定、そして実行に移した。経済産業省による、いわゆる「未承諾広告※」の義務化だ。» 特定商取引に関する法律施行規則の改正について(経済産業省)

この法律だと、それに違反した業者を財団法人日本産業協会宛に送信されたメールとその業者に対して拒否表示したメールを送信しなければならない。どうして受け取った側が勝手にspamを送信した側にわざわざ受け取り拒否のメールを送信しなければいけないのかがわからない。

また、案の定、「未承諾」を「未承言若」みたいに変えて擦り抜けようとする業者が出てきた。経済産業省は「未承諾広告※」と一字一句同じものでなければ法令違反と曰っているらしいが、それ以前にこんな規制自体がなんの役にも立たないことを知るべきなのだ。結局、spamを許しているネットワーク管理者を根絶しない限り、spamに勝利することは難しい。着信拒否でユーザが受け取らないようにすればいいという発想だけでは駄目なのだ。

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spamへの対処として正しい方法は

  • ヘッダから送信先のIPアドレスを特定、そのIPアドレスを管理するネットワーク管理者に通報する。
  • そのIPアドレスや不正リレーを許しているSMTPサーバをSpamCopや長らく活動を停止していたORBZに変わり活動を再開したDSBLに通報する。
  • 着信拒否を行う。

の順序となる。1と2の場合、それでspamが来なくなるという保証は何もない。しかし、まず1を行うことで、ISPやホスティング会社などの対応がわかる。BB.exciteのように素早く対応してくれるところもあれば、InfoSphereのようにメールを無視してくれるISPもある(この前はきちんと対応してくれたが、以前、思いっ切り無視されたことがあるんだよね)。

現在、殆どのISPはspamには敏感に対応するはずだ。該当のISPの会員規約を見れば、会員に対してspamの送信を禁止しているところが大半、この会員規約や約款を武器にプロバイダにspammerの会員資格を停止させるのがいちばんの方策だ。

2については非常に判断が難しい。POP before SMTPをサポートしない、つまりメールの不正中継を許しているタコSMTPサーバを通報するのは悪いことではないと思うが、やはりまず登録する前にネットワーク管理者に連絡するのがベストだと思う。これにより、関係のないユーザのメールが届かなくなる可能性があるからだ。こちらからその事実を知らせても何も対応しなかった場合、こういったspam用データベースに登録して警告を発するという方法は悪くはないが。

3の方法については賛成しない。何度も言うようにこれではspam問題の根源がまったく解決されないからだ。しかし、spamを受け取るユーザは基本的にヘッダ情報を見て送信先IPアドレスを突き止めるといった地道な作業を嫌がる。また、DoCoMoのように勝手にヘッダを削除してしまうプロバイダもあるので、この安易な道に流れてしまうのは理解できるが、相手が嫌がらせをするならばこちらもまた合法的にspammerに対して嫌がらせを行うべきなのだ。

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僕のもとに辿り着いたspamとそのspamへの対処を載せたwebページを公開した。参考にしていただければと思う。» spammer's watch

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