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last modified: 2003-08-22

2002-09-11

september 11, 2001

politics and freedom

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2001年9月11日 日本時間では22時を過ぎたあたり、僕は自宅でニュースステーションを見ていた。番組が始まって早々、CNNの映像が飛び込んできた。ニューヨークの貿易センタービル。ツインタワーを構成する一方のビル棟の上部から煙が濛々と立ち上っていた。炎上していた。混乱した情報が錯綜する中、2機目はやって来た。そしてもう一方のタワーにぶつかっていった。炎が切り裂くように広がる。僕はてっきり最初の衝突をCGで再現したものかと思った。しかしそれは現実だった。僕は言葉を失った。

アメリカ政府はこの2機の航空機がワールドトレードセンターのツインタワーに突っ込んだ事件を極めて早い段階でテロと認定、しかしこのテロ攻撃はツインタワーだけに止まらず、その後、ニュースは黒煙を上げて炎上するペンタゴン−国防総省−を映し出す。そしてさらにもう一機がハイジャックされたことを報じる。

その日の深夜、どのテレビ局もこのニュースの続報を流し続けた。そのニュースが流れる中、まず南棟が崩落した。古くなった建物をダイナマイトで破壊する映像は今まで何度も見てきた。その映像に僕たちはある種のカタルシスを感じてきた。僕はこの貿易センタービルの崩壊をテレビのモニタ越しに目撃したとき、真のカタルシスを覚えた。

一夜が明け、僕はまだテレビの前にいた。そして残りの北棟が崩れ去っていくのを声を出すこともなく見つめた。ニューヨークの摩天楼を飾ってきた世界貿易センタービルのツインタワーは灰色の煙の下に僕らの前から姿を消した。ワシントンでは依然としてペンタゴンが炎上していた。そしてハイジャックされた4機目の旅客機はピッツバーグ南東の田舎に墜落したことを知った。僕は興奮していた。

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その9月11日から1年が経った。日本でもそのニュースがトップニュースとなり、各国のニュースサイトでも特集が組まれている。BBCでもSept 11th - One year onとして特集を組み、CNNでも同様な特集がホームページを飾っている。

世界貿易センタービルでは最初の航空機の衝突後にビルに救助に入った消防士・警官を含んだ2811人というinnocentな人々が亡くなった。WTCには世界の金融機関が集まっていたため、そこに働く様々な国籍の人間が命を落とした。それは日本人も例外ではなかった。ペンタゴンやテロの道具に使われた旅客機を含め公式発表で3044人がこの無差別テロで命を失われた。source: 毎日新聞 9.11犠牲者全氏名

この狂気に満ちたテロ攻撃を行ったのはサウジアラビアを追放され、アフガニスタンに潜伏中と言われるウサマ・ビン・ラディン Osama Bin Laden が設立したイスラム原理主義を標榜するテロ組織アルカイダとされた。ウサマ・ビン・ラディンは1993年の同じWTCの駐車場爆弾テロや1998年のケニヤ・ナイロビとタンザニアのダル・エス・サラームで起きた米大使館爆破テロの背後にいたと言われている。

アメリカは確たる証拠がないまま、アルカイダ掃討を掲げてウサマ・ビン・ラディンとそのアルカイダの一派が潜伏しているアフガニスタンに乗り込む。当時アフガニスタンはソ連崩壊から続く内戦の中、イスラム原理主義を説くタリバンに大部分を支配されていた。アメリカは国際社会にテロリズムの根絶を旗印に、また、タリバンの非民主主義的(言い換えれば、非欧米的)言動やアフガニスタンの統治を出汁にしてアフガン攻撃の支持を取りつけた。

いつもの通り、英国は即座にジョーカー顔の首相トニー・ブレアがアメリカ支持と英軍派兵を表明、いつもはアメリカの派兵に首を傾けがちなヨーロッパ各国も(あのフランスでさえ!)アメリカの軍事行動に賛成の意を示した。アメリカと並んでもうひとつの軍事大国、そしてチェチェンの反体制ゲリラのテロ攻撃に悩まされるロシアは冷戦時代では考えられないような素早さで支持した。これでアメリカはチェチェンで行われているロシアによる圧制に口を挟むことはできないとプーチンはほくそ笑んだはずだ。

中国もまた政治カードと引き換えにアメリカの行動に別段異を唱えず、アメリカのアフガン攻撃に目をつぶった。日本では政治カードをなんら交換することはできず、無理矢理テロリズム用の法律をこさえて戦闘要員としてではないが自衛隊派遣を決定、勿論、お金も払いおった。また、タリバン政権の大きな後ろ盾だったパキスタンは経済援助と交換に自国のタリバン派と対決してまでアメリカに軍事基地の供出を決める。アラブ国家もまたパウエル国務長官の粘り強い外交努力から基本的に支持の姿勢を明確にした。

頭の弱いアメリカ大統領ブッシュ・ジュニアが言うテロリズムに対する、自由と正義のための戦争は開始された。

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炭疽菌によるテロなど9.11以後もテロリストの影が世界を覆う中、アフガン爆撃は始まり、タリバンに反対する勢力の寄せ集めである北部同盟は英米の軍事サポートを受け、タリバンからアフガニスタンを解放する。首都カブールではタリバンがいなくなった街の至るところで解放を喜ぶ市民の歓声が聞かれ、今まで外に出ることもまともにできなかった女性たちが姿を見せ始めた。

アフガニスタンには暫定政権が樹立された。まだまだ内戦の余波は残るものの、少なくともアフガニスタンは復興に向けて一歩を踏み出した。しかし、アメリカがプライムターゲットとしたウサマ・ビン・ラディンの行方はわかっていない。そして今、アメリカはブッシュ個人にとっても、アメリカにとっても仇敵であるイラクに軍事攻撃を加えようと手ぐすねを引いている。

平和呆けした日本では対イラク攻撃協力に関する議論はまったくと言っていいほど現実味を帯びず、政治的なトピックスにもまだなり得ないが、ヨーロッパ各国は反対、いつもはアメリカの腰巾着と揶揄される英国でもブレアと頭の固い保守党以外の大部分が国連決議のない、アメリカ単独のイラクへの軍事的制裁行動には反対している。

イラクへの攻撃に賛成していたアメリカ世論も少しずつ揺らぎ始めている。そんな中、アメリカ同時テロ一周年を記念する今日、アメリカ国内は去年の9月11日以後にアメリカを覆った愛国の叫びが再び包まれることだろう。どの街にも星条旗がはためき、人々は愛国心の名の下に一致団結することだろう。

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アメリカという大国の強さのひとつとして、国家に危機が訪れた際、国民・世論が一丸となって大統領を支持することだと言う者がいる。確かにそうかもしれない。9月11日早朝に起こった残酷で、狂気に包まれた自爆テロ攻撃のあと、アメリカ世論は星条旗と大統領のそばにいた。このときばかりは見せかけの人種のるつぼは氷解し、アメリカ国民という一枚岩になった。白人であろうが、黒人であろうが、ヒスパニックであろうが、アジア系であろうが、皆、大統領の下にひとつになっていた。

しかし、僕はこの愛国心という一歩間違えば世界貿易センターに旅客機を突っ込ませたテロリストの狂気になりうる危険を嗅ぎ取らざるを得ない。ベトナム戦争も然り、湾岸戦争も然り、彼らは常に大統領の下に集まり、正義のために、彼らの愛する国家のために戦った。そして前者は失敗し、後者は半分成功した。アフガニスタンはどうなのか?そしてイラクとは?テロリズムとの戦いに勝機はあるのか?

アメリカは南北戦争以後、彼らが攻撃されることはなかった。第1次世界大戦、第2次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、常に彼らは外で戦ってきた。日本が先の戦争でB29の落とす焼夷弾に焼き尽くされたようなことも、英国がヒトラー率いるドイツの空襲に耐え抜いたようなことも、逆にドイツが連合軍の空襲により多くの国民を殺されたようなことも経験していない。そして彼らはイスラム原理主義のテロ攻撃を受けることになった。

この攻撃にアメリカ人がショックを受けるのは当然だ。去年、この自爆テロあとによく言われたのが、このatrocityが真珠湾以来の不正な強襲攻撃というものだ。日本軍による真珠湾攻撃がその当時のアメリカ人を驚かせたが、今回の攻撃はハワイにある軍事基地ではなく、民間人が生活するニューヨーク、自分たちの庭に向けられたものだったのだ。

国民のショックと怒り、憤り、そしてある意味幼稚な愛国心を抑え、アメリカ政府はアフガニスタン攻撃については見事に立ち回ったと思う。そのときはテロリズム対自由と正義の戦いという構図を作り上げ、国際社会を味方につけた。そして今、アメリカは再度、その自由と正義のため、テロリズムとの聖戦を掲げ、イラクを叩こうとしている。しかし、イラク征討がアフガン攻撃と違うのは、今度はアメリカ政府が国民の愛国心を煽り、ブッシュの言う「悪の枢軸国」との漫画的な子供じみた戦争を始めようとしていることだ。

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今夜、日本テレビで9月11日に偶然、消防士のドキュメンタリーを撮っていたフランス人カメラマンの記録が放送された。「0911 カメラはビルの中にいた」と題されたこの番組、この兄弟のせっかくの見事な仕事を台無しにしかねないひどい番組構成になっていた。必要のないピッツバーグに突っ込んだ旅客機のsloppyな再現映像を混ぜ込んだり、ビートたけしに彼の本質と相容れない、くだらない飾った言葉で語らせていた。なんら感動するものはなかった。

ところが、当のフランス人兄弟が撮ったフィルムはやはりすごかった。凄絶な映像を彼らは命を張って撮り続けていた。カメラはそこに存在した人間を、そしてそこで消えていった人間を映し続けた。例えば、人間が火災に耐えきれずに飛び降りていく姿はこのドキュメンタリーには一度も出てこないが、カメラはその人間たちが落ち、そして地上に落ちて来たときの音を幾度となく拾っていた。そしてその音は彼らの死を鮮烈に僕らに伝えていた。

WTCでは消防士が懸命に戦い、あがいていた。フィルムは彼らの無力さを映し出しながら、消防士のヒロイズムを同時に力強く描いていた。僕は今でもビルに取り残された人々を救うために非常階段を重い装備を身につけ登っていった男たち、そして罪のない人々とともに瓦礫の下敷きとなって絶命した男たちのことを思うと目頭が熱くなる。

個人の生き様や個人の怒り、個人の悲しみに対して僕は心を動かされる。僕にはアメリカ国民がそのときに感じた感情を完全には共有することはできないが、理解することはできる。しかし、その個が国家の下に愛国心という名を借りて集まったとき、僕の心に猜疑心が芽生え、喉に引っ掛かった魚の骨のような不快感が生まれる。

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本質的に正しい戦争なんて存在しない。正しくなくたっていいのだ。問題はどう正しく見せるかだ。ただ愛国心に訴える今のアメリカは間違っている。そんな幼稚的な手法ではなく、理論的に正しい戦争であることを僕らに提示してほしい。イラク攻撃?話はそれからだ。

iij4u + airh" (3)

computer and internet

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IIJ4UでAirH"が繋がらない件はいままで2度ほど書いてきたが、Mainichi Interactive DIGITALトゥデイの記事「IIJ、モバイル対応の個人向けネット接続サービスを開始」を読み、IIJmioのページを確認したらこんなお知らせがあった。

TDK RH2000Pをご利用のお客様へ
TDK RH2000Pをフレックスチェンジ方式(ネット25)でご利用の場合、当社AirH"用アクセスポイントでは正常に接続できない場合があることを確認しております。9月下旬を目処にTDKホームページにて対応ファームが提供される予定です。詳しくは、TDK PCカードサポートセンターにお問い合わせください。
※RH2000Pを32kパケット方式でご利用の場合は、接続が可能であることを確認しております。なお、RH2000Pは、128kパケット方式には対応しておりません。

一体全体TDKに問題があるのか、それともIIJのアクセスポイントに問題があるのかわからない文章だが、どちらにせよ、僕は正しかったわけだ。しかし、IIJ4Uがその事実を発表しないのが気に食わない。メールしようと思った。

しかし、昼間にIIJ4Uのサポートセンターから電話。TDKのAirH"端末RH2000Pのファームウェアのバージョンアップの話だった。どうしてわざわざ電話をしてきたのかと訝ったが、前述のIIJmioのページを見てわかった。TDK RH2000Pをご利用のお客様へから始まる文章がなくなっていたのだ。その代わり、IIJ4UのAirH"のページに以下の文句が付け足されていた。

フレックスチェンジ方式(ネット25)でご利用のお客様へ
TDK RH2000Pをフレックスチェンジ方式(ネット25)でご利用の場合、正常に接続できない場合があることを確認しており、現在調査を行っております。
AirH"接続オプションの設定をする前にご利用の機器がRH2000P以外のものであるかご確認ください。
なお、RH2000P 以外の機器でも正常に接続出来ない場合は、以下の事項をご確認の上、弊社サポートセンターまでご連絡ください。

- アクセスポイント電話番号に誤りがないか
- PPPログイン名、PPPパスワードに誤りがないか
- 接続の際、番号通知をする設定となっているか

IIJの迷走ぶりが窺われる。しかし、相変わらずサポートは丁寧だ。ひとまず問題は解決しそうなのでよしとしよう。

「海辺のカフカ」届く

books and films

amazon.co.jpに頼んでいた村上春樹の新刊「海辺のカフカ」が発売日の今日、ペリカン便できちんと届いた。昨日、メールで発送済みの連絡は受けていたので、届くことは知っていたのだが、少しびっくり。すぐに読み始めた。感想はas i pleaseに発表するつもり。

feeling so-so

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