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first created: 2003-01-02
last modified: 2003-01-02

2002-09-04

anonymous cowards

computer and internet

昨日、痴漢事件で刑事裁判では無罪判決を勝ち取った男が痴漢被害者の女に慰謝料の請求を求めた民事裁判で、東京地裁はこの男に痴漢行為を認め、請求を却下する逆転判決を下した。» 痴漢事件:無罪確定の男性に民事裁判は“有罪”認定 東京地裁毎日新聞

この事件、2ちゃんねるでは有名な話。堂々と事件当時高校生だった女性の実名入りのスレッドが長いあいだ続いている。この女が痴漢被害常習者で痴漢した者から5度に渡って示談金をふんだくっている=男性の敵という短絡した思考から発する憎悪感が漲ったスレッドだが、確かにこの判決には不可解な点が多い。

去年の8月、刑事裁判は結審し、判決は当時28歳アルバイトの男に無罪を言い渡した。その裁判の中、この女性の母親は娘が過去に5度痴漢被害に遭い、その都度示談金(最高で70万円)を受け取っていたのにかかわらず今回の事件が初めてのことと証言したり、そのことを相手側弁護人に突っ込まれると「そんなことはあったかしら」の一言で済ませたりと痴漢冤罪の疑惑が持たれてもしようがないところがあった。» 痴漢被害の女子高生、実は常習!?ZAKZAK

しかし今回、東京地裁・須藤典明裁判長は女性の供述がコロコロ変わったのは女性が「無口で過度に緊張する傾向」にあり、また、男性の行動にも「仕事のない日にパソコンの趣味もない男性が秋葉原に早朝から出掛ける」合理的理由がなく、一旦座った男がわざわざそのあと車両を換えていることに対する合理的な説明もないとした。また、示談金目当ての自作自演との訴えは、ほかの5人は痴漢を認め謝罪していることから今回の件が虚偽だったと判断するには足らないと退けた。

案の定、2ちゃんねるでは再び祭り状態、判決に対する批判がスレッドを埋める中、女性に対する誹謗・中傷が書き込まれ続ける。

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2ちゃんねるは自他ともに認める日本最大の匿名掲示板だ。トップページにある文句 「ハッキング」から「今晩のおかず」までを手広くカバーする からもわかるとおり、政治ネタからPC関連、動物虐待からエロネタまですべてをカバーする。スレッドのところどころにはブラクラやらグロ画像が張りつけられたりしていてなかなか楽しい。僕が最初にグロ画像を踏んだときはその画が僕の頭にこびりついて離れずひどい気分で数日過ごさなければならなかったぐらいだ。ちなみにブラクラはOperaにブラウザを換えてからは踏んでも痛くも痒くもない。

2ちゃんねるが世間にその名を轟かせるようになったのは西鉄バスハイジャック犯が犯行予告をネオ麦茶のハンドルで2ちゃんねる上で行った頃からだ。それと同時に2ちゃんねる=あぶないサイトという認識が広まる。しかし、僕が2ちゃんねるを利用していて感じたのは、確かに汚い部分もあるが非常に助かる部分−特にPC関連には多い−もまた存在し、ひきこもりの巣窟かもしれないがそれだけでは勿論ない、ひとつのコミュニティサイトといったものだった。

その印象が変わってきたのは猫虐待を実況したディルレヴァンガーの事件が起こってからだ。僕が猫を飼っていることもあるが、この事件はショックだった。匿名をいいことに動物虐待スレッドが横行している実状を知らなかった僕は驚き、そして嫌悪感を抱かずにいられなかった。ここに表現の自由との衝突が起こる。

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僕は自由主義者だ。言論の自由、表現の自由を何よりも支持する。ここに自由がなければ僕らの生きている社会は役立たずだ。しかし、どんな社会にも規制は存在するし、規制されるべきところでは規制されなければならない。例えば、アダルトビデオがある。

僕はビデ倫が行っている規制−性行為や性器の露出に対する規制は間違いだと思う。所詮、性行為なんて人間の生活行為の一部に過ぎず、それをモザイクで隠す理由が見つからない。そもそもセックスを映像化することだって十分表現の自由だ。問題はそういうビデオを見たいと思わない者(ある意味で異常者)、見せてはならない者(子供たち)の目に触れないようにしなければならないということだ。つまり、アダルトビデオはセックスショップで堂々と自由に販売されるなりレンタルされればいい。

だから本当につらいことだが、動物虐待をバーチャルで語ることもまた表現の自由だ。それは悪趣味であり、不快な極まりないことだ。しかし、僕らは自由な社会にいる以上、そういった不快な人間や考え方、趣味を許容せざるを得ない。アダルトビデオと同様にここで問題なのは、そういった不愉快な悪趣味な世界を見たくない、見せたくない者にも簡単にアクセスできる環境にあるということだ。

見たくない者はアクセスしなければいいだけだと2ちゃんねる擁護派は言うかもしれない。2ちゃんねるというサイトが、そしてInternetというメディアが今これほどまでに巨大で社会に影響を与えるものではなかったならば僕はその意見に与するだろう。2ちゃんねるはアングラを標榜するには大きくなりすぎた。これほどまでに大衆化し、社会に影響を与える存在となった2ちゃんねるには社会への責任が求められるのは当然のことではなかろうか?

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6月に行われた日韓共催ワールドカップ。当然のことながら、2ちゃんねるでは韓国に対して嫌悪感溢れるスレッドが至るところで散見できた。韓国の快進撃をイタリアのあほどもでも考えつかないようなレーザービーム疑惑、そして八百長疑惑を並べ立て誹謗する。ちょっと韓国寄りの発言をしたりしようものなら「チョンはけーん」とか「在日」とか「キムチ臭い」とか寄ってたかって言われてしまう。チョンもチョンなりにがんばったことを決して認めようとはしない。

韓国の八百長疑惑などを報道しようとしないマスコミに抗議とか言って、わざわざ準決勝ドイツ対韓国戦に行われた国立競技場でのパブリックビューイングに出掛けて行ってドイツを応援する。ドイツをだ、あのつまらないサッカーをするドイツをだ。どちらも応援する気にならない、これが僕の気持ちだったが。» ワールドカップパブリックビューイングリポート

2ちゃんねるの右翼偏向はひどい。マスコミの左翼偏向には朝日新聞を筆頭にひどいものだ。しかし、反マスコミから右翼傾向に磨きのかかった2ちゃんねるの右翼偏向スレッドにはいい加減うんざりする。内容はどれも同じ。石原慎太郎や新しい教科書をつくる会とかの連中が言うようなことを真似しているだけ。日の丸・国家反対の話があれば、日の丸に敬意を払って当たり前、国歌を歌って当たり前とプチ右翼みたいなくだらないレスしか出ない。

日本国家の構成員であっても日の丸を国旗として認めない、君が代を国歌として認めない自由を認めない彼らは結局ファシストにほかならない。そして今の2ちゃんねるには石原慎太郎の持つ気持ちの悪い傲慢なポピュリズム的ファシズムが覆っている。それは真の保守主義とは遠い存在だ。僕は西部邁が言う保守主義のバランス感覚を信じる。2ちゃんねるではそのバランス感覚が消えてなくなってしまっているのが実状だ。

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anonymous cowardとはアメリカで生まれたコミュニティslashdotで匿名で投稿するものに与えられる名前だ。「匿名の臆病者」直訳するとこうなるが、slashdotの日本版Slashdot Japanでも匿名の臆病者はanonymous cowardとなっている。そのSlashdot Japanにタレコミの中に「学生による手作り衛星」というかなり僕的にはどうでもいいものがあった。しかしそこではSlashdot Japanの2ちゃんねる化への不満から2ちゃんねるの性格を決める匿名性、つまりanonymous cowardの投稿が多いことに対する不満がオフトピックで話題をさらっていた。

anonymous cowardという名前ができた理由として、本家slashdotでも最初は匿名の投稿から始まったが、荒らしの横行などでモデレーションシステムを作り、ハンドルネームでの投稿に切り替えたが、完全に匿名の投稿を切ることはせず、anonymous cowardが残ったということらしい。しかし、結局、ハンドルネームにしても匿名にしてもその発言者がどういう人間か追跡することは難しい。Internetという発信が容易なメディアでその人間を特定するのはそもそも困難なことなのだ。

逆にInternetと違いクローズドの環境にあるパソコン通信、例えばニフティサーブではどうだろう?ニフティサーブは完全会員制、ハンドルは許されるが、ニフティサーブ(現在は@nifty)会員しか存在しないため、仮に中傷誹謗が行われても少なくとも@niftyが法的に問題があると認識した場合、その発言者は特定される。運営上、@niftyが口を出すことは少ないが(親元に頻繁に口を出されてはかなわんと思う)、発言者が特定される以上、発言にはある程度の責任が伴うのは容易に想像できる。

その反面、会員限定、そしてIDが特定されるフォーラムでは発言は萎縮しがちになり、また、その狭いコミュニティ故に部外者や自分たちと意見と異なる者に対して排他的になる危険もある。それは実際にニフティ裁判でも明らかになったクローズドの持つ負の部分だろう。

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匿名性が誹謗・中傷を生み出す土壌となることは確かだ。さらにログの記録を公言しない完全匿名性を持った2ちゃんねるが無責任な発言やディルレヴァンガー=松原潤のような蛮行を助長していることは火を見るより明らかだ。しかし、それを完全に否定することはできない。例えば、秘密情報をタレ込もうと考えた人間がログから足がつくのがわかりながらタレ込むとは考えられないからだ。

ところが、今の2ちゃんねるではそんなタレコミは殆どない。大部分のネタがどうでもいい取るに足らないものであり、有益な情報には殆どぶつからない。その一方で前述の痴漢裁判のような大衆リンチ的スレッドが多々見られるだけだ。この痴漢事件の女性の実名と住所を公表したサイトの運営者葵龍雄にしても決して本名を明かすことなく自分よがりの正義感から痴漢事件の当事者を公表しているに過ぎない。それも台湾にwebページを置くという念の入れよう。

責任ある言論は匿名ではあり得ない。批判するのであれば堂々と自分の名を名乗るべきだ。free speechの"free"は自由を意味するものだけではない。自由がある以上、その背後には必ず義務と責任が待ち受ける。ちなみに僕の名前はソースを見ればわかる。Whoisで検索しても出てくると思うけれど。

@nifty, so-net, and curio city

computer and internet

同じMainichi Interactiveの記事には「ネットの商品をまとめて検索 ニフティ、ソネットなど3社提携」があった。合併の噂があった@niftySo-netがひとまずe-commerceで提携という話。ていうか、その前にいい加減合併してしまえと僕は言いたい。どうでもいいけれど、かの三井物産ってCurio Cityなんていうショッピングサイトを運営していたんだなぁ。知らなかった。
» @nifty: news release
» So-net: news release

dion's mailbox

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Mainichi Interactive Digitalトゥデイの記事「メールボックスの容量を10MBに DIONがブロードバンド対応」によるとKDDI傘下のプロバイダDIONがメールサーバ容量を3MBから10MBに、ホームページの容量を5MBから20MBにそれぞれ増量するという。DIONは通常のメールサーバも他ネットワークからの接続を許さないなどとんでもない旧式のシステムを使っているようだが、今さらになってこのニュースリリースでは先を思いやられる。まぁ、殆どの会員が初心者だろうから今まで不満らしい不満もなかったのだろうが。

製麺店殺人事件続報 (2)

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製麺所夫婦殺人事件の続報が読売新聞の記事にあった。店の前には相変わらず警察官がふたり立って警備していた。» 製めん所夫婦強殺「愛犬は見ていた」(読売新聞)

憤激リポート 行楽地マナー

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日本テレビニュースプラス1特集「憤激リポート 行楽地マナー」で軽井沢にゴミ漁りに出没するツキノワグマの話をやっていた。ゴミの収集時間を過ぎた夕方などに平気でゴミを出す「別荘族」と地元町民との対立を伝えていた。平気でマナーを守らない、軽井沢に別荘を持つ中流階級の浅ましさを見た気がした。これだから成金は困るのだ。

feeling a bit bad

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