2002-08-11
b movies
今週の日曜洋画劇場はドイツ製!のアクション映画「ワイルド・エンジェル」だった。勿論、29年間生きてきてこんな映画があったとはまったく知らなかったのだが、文章書きながら時折テレビに目を遣る程度に見てみた。そして案の定、ハリウッド以外が派手なアクションかSFを作ったらどうなってしまうのかを見事に具現化したつまらない映画だった。
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観客の目がよりリアルなものを求める昨今、アクションやSFXやCGを多用した映画の製作費は天井知らずに高騰している。その製作費をペイできるのはハリウッドに限られ、そこで製作される多種多様だがなぜか中身のない、自動車組み立て工場でロボットに作られる車のように大量に生産されるハリウッド映画に各国の映画マーケットは占領されているというのが現状だ。
そこでハリウッド映画の侵略から国内マーケットを守るためにふたつの施策が考えられる。まずひとつ目は英語文化・アメリカ文化が大嫌いなフランス人が取ったスタンス。彼らが考えついたのは自国文化を守るためという錦の御旗を掲げているのだが結局は外国映画の公開に量的な規制を設けただけというもの。単なる保護主義。骨の髄まで社会主義に染まったフランス人の考えそうなこと。
もうひとつは韓国映画「シュリ」やリュック・ベッソンが仕掛けた「TAXi」に代表される「僕らだって金をかければ撮れるんだ」系偽ハリウッド映画。これは金をかける以上、かなりriskyな仕事だが、基本的には「TAXi」のように見るに値しない映画が作られることになる。その唯一の例外は最初に挙げた「シュリ」かもしれない。この映画は僕的にはかなり楽しめた。
勿論、日本でも同様の過ちを繰り返している。例えば、「クライシス2050」(1990)。NHKエンタープライズと学研が何を勘違いしたのか日本のお金で外国のスタッフ・役者を使って映画を作ってしまった。未見だからどんなにひどい映画かは知らないが、大して人々の記憶にも残らず、興行的にも成功したわけではないことは確かだ。
最近の例ではこの前テレビで放映されていた香取慎吾主演の映画「ジュブナイル」(2000)。見た目にもそれほどお金をかけたようには見えないが、ジャニーズ出しておけばきもいファンが見てくれるという打算の下、ハリウッドを意識して作られたことは明白。そいつら以外に誰が見るんだ、こんな映画。
笑ったのは彼らが ニフティ映画大賞2000 映像効果部門で受賞していること。ニフティ映画大賞になんの権威もないのでべつだん大した出来事でもないが、いくら何でもこんな映画にあげなくても... ちなみにイタリアの「ジフォーニ映画祭」(ジフォーニってどこにあるんだ?検索にも引っ掛からない)なんてものでも「子供映画部門」グランプリを受賞したらしい。» 『ジュブナイル』インタビュー
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ハリウッド以外の国の映画関係者ははっきりと認識するべきだ。ハリウッドの真似なんかしてもくだらないB級映画が作られるだけということを。真似をしたい者はハリウッドに渡りそこで作ればいい。彼らは才能ある者の輸入には非常に寛容だ。
僕らはハリウッドには表現できない(アメリカ人の脳は基本的に稚拙だから)「人間」を撮った映画を作るべきだ。結局、どんなタイプの映画にしろ、人間を描くことができなければ作っている意味がない。日本やヨーロッパの映画人は人間を描き取ることができる。これは大きな財産だ。大ヒットなんかしなくてもいい。良質のドラマを僕らに見せてくれればいい。大作映画だけしか見ないような頭の悪い観客にはハリウッド映画をあてがっておけばいいのだ。
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ちなみにこの「ワイルド・エンジェル」、スローモーションを多用していた。スローモーションを使う映画に禄なものはないというのは、これ定説。ライフスペースの高橋が唱える「定説」に比べればかなり的を射ているはずだ。あんな気狂いと比べてほしくないのだけれど。
notes
> スローモーションを使う映画に禄なものはない。
とあるが、サム・ペキンパーの名作「ワイルドバンチ」をこれでは貶めていることになってしまう。だから以下のように訂正する。
スローモーションを使う映画の殆どは屑だ。[2002-09-05]■
ftp trouble
related stories:
- [2002-10-09] eAccess: ネットワーク障害
- [2002-08-11] ftp trouble
昨夜、webサイトを更新しようとしたらサーバに接続できなかった。すぐにIIJmioの障害情報を見たらやはりサーバ側の障害だった。6日にもファイルを転送できない障害が気がつかないところで発生していたらしく、少し不安を覚える。今回は復旧までに結局、10時間近くかかってしまったようだ。できる技術者が土日で休みだったのか?» 障害発生について(8/10-8/11,mioパーソナルドメイン)
ネットワークトラブルはどのISPでもASPでもつきものだ。問題はそのトラブルをどれだけ迅速に解決し、ユーザサイドに報告できるかだと思う。特に僕たちサービスを利用している側への情報開示は大切だ。仮に問題がまだ解決していなかったとしても、現時点でどのような状況にあるのかを知らせてほしいと思う。
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去年、Yahoo! BBでもほかのDSL会社でもカスタマーサポートに対する不満や苦情が続出した。その問題の核心はYBBやeAccess, ACCAが提供するADSLサービスにあるのではなく、トラブルに迅速に対応できず、情報もカスタマーサイドに伝わらなかったことにあると思う。
勿論、ユーザが期待するのは対価で提供されるべきサービスの利用だ。しかし、それが障害などで利用できない場合、どうして利用できないのか、現在、どのような対処を行っているのかを知らされるか知らされないかで受ける印象がかなり違う。
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ユーザ側にも問題がないわけではない。例えば、ISPを利用するユー ザの殆どがPC初心者、Internet初心者だ。そして初心者の中ではどうして 今まで利用できていたのにできないんだと切れる者もいれば、素直にしようがないねで終わる者もいるだろう。正直のところ、「今まで」できていたのができなくなることなんてざらということを理解してほしいと思わないこともないが。
しかし、それよりもたちが悪いのはPCの操作に問題なく、メールなどをするのにも苦を感じない層である中級の下にいるような人々だ。そういう輩に限って仕事のメールを個人のメールアドレスで使っていたりする。そしてメールサーバが落ちたとき、ISPに仕事に影響が出てるんだよってクレームをつけたりするのだ。
ITとITと最近こそ恥ずかしくてみんなあまり口にしなくなったが、いくらITが高度に社会に普及したとしてもネットワーク障害から逃れることはできないだろうし、いつ何時にそれが起こったとしてもしようがないことだと思う。
勿論、その障害発生の頻度や対処でそのサービスを提供している側のクオリティが試されているわけだが、(DSLでも月5000円あれば接続できるような)安い料金しか払っていない個人会員のくせにビジネスとかほざく奴は頭が悪すぎる。さらにたちが悪いのはHotmailやGeoCitiesといった無料のサービスを利用している分際で文句を垂れる奴だ。ただほど怖いものはないという格言はどんなサービスにも適用されるのだ。
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すごくどうでもいいことだが、先のIIJmioの障害ページのURL http://www.iijmio.jp/info/obstacle/ にある"obstacle"って何か間違っていると思う。サービスやネットワークの「障害」は決して"obstacle" 「障害物」ではない。和英辞典を引きながらディレクトリ名を決定したかのようだ。■
to buy or not to buy, that is the question.
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8月8日、SharpのLinux PDA Zaurus SL-A300 が1ヶ月の延期の末、ついに発売された。掲示板を見ていると、やはり実用的なPDAではなく、geek向けのおもちゃになってしまっているようだ。起動が遅い点はPDAとしては致命的な問題ではないかと思う。
Sharpとしてはビジネス向けのデータビューアとして売り出したいようだ。PCの画面をキャプチャしてZaurusに送るといった機能はなかなか使い勝手がいいようだが、スケジュールを出すのに3,4秒かかるというのはビジネス向けならなおさら致命的ではなかろうか。特にPalmからの移行した場合、あまりのレスポンスの悪さに嫌になってしまうのではと思う。
インタフェースもSDカードはサポートしてもCFスロットが標準で用意されず、結局、CFは別売のコミュニケーションアダプタを使わなければならない。そのアダプタが現時点で発売されていない以上、ネットにも接続できないのだ。そのため、ブラウザすら標準で用意されていない。
コミュニケーションアダプタにはブラウザとしてNetFront 3.0が付属するが、欧米で先行発売されたSL5500ではOperaがブラウザに選ばれており、できればOperaにしてもらいたかったものだ。日本語表示にやはり不安を覚えたのか?
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携帯電話でメールを書いたりwebサイトに接続するのはかなりしんどい。また、CFのAirH"もあることだから、AirH"のCFカードでネットに接続できる新しいPDA端末を探している(Visorでもできないことはないが、電圧の問題があるらしい)。
SL-A300はOSがLinux、海外のコミュニティではLinux Zaurus対応のソフトウェアがかなり開発されているし、結構、勉強すればかなり使えるモバイルツールになるのではと考えていた。FTPもTTYのターミナル画面で手軽にできれば、外でもwebサイトの更新ができるのではとも考えていた。
充電がバックライトONで4時間、OFFで10時間という点も少し不安だ。この時点ではInternetに接続できないし、実際に店頭で触ってみないとわからない。もうしばらく様子見だと思う。■




