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first created: 2003-05-02
last modified: 2003-05-02

2002-07-11

to link, or not to link, that is the question.

computer and internet

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Slashdot Japanにまたまたリンク問題に関してふたつの記事があった。ひとつは「ニュースソースへの直接リンク禁止〜デンマーク」、もうひとつは日本の文化庁のホームページに関する話題「文化庁がトップページ以外へのリンクを機械的に拒否」だ。

デンマークの方はデンマークのニュースサイト28社が自分たちのサイトのニュースソースに対してニュース検索サイトnewsbooter.comの直接リンクを禁止する仮処分を求めた裁判で、裁判所はその仮処分を認めたというもの。newsbooster.comがニュース検索に特化した検索サイトであることからその判決を肯定するものもいるが、やはりその判決はGoogleといったサーチエンジンを否定することになりかねない非常に危うい性格のものだと思う。

WWWの創始者のひとりTim Berners-Leeによるとリンクはレファランス(参照)に過ぎない。彼がMyths about Linksで述べているように社会で参照する行為自体は言論の自由として認められている以上、それがデジタルの世界で認められないということがあってはならないのだ。

ニュースサイトが自分たちが苦労して集めたリソースに対して簡単に、そして許可なくリンクする者を泥棒と呼ぶのであれば、WWWの根幹に位置するhyperlink自体を泥棒行為と呼ぶに等しい。webは蜘蛛の巣状に幾多のドキュメントを相互にリンクしあってこそその存在価値がある。それを否定するのであれば、ニュースサイトなんて運営せず、これまでのold mediaとして商売していけばいいのだ。

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一方、文化庁の問題はまた別のところにある。トップページ以外に張られたリンクからのアクセスをミドルウェアレベルでトップページに意地でも持っていこうとする腐った根性もなかなか賞賛されるべきものであるが、それよりも問題なのはcookieを強制することで、それを拒否するブラウザからの接続を一切断ち切ってしまおうという英断に出たこと。» cookieを拒否して入った図

cookieはamazon.comといったECサイトでよく使われるものだが、それが利用者の利に適うものであれば嫌がる理由もないが(嫌であればそのサイトを利用しなければいいだけだ)、しかし、ただwebページを閲覧するだけで何故にcookieを許可せねばならないのかまったく理解に苦しむ。それも官公庁のwebサイトが問題の多いcookieを利用者(国民・もしくは納税者)に強制するのだ、これを英断と言わずして何と言えばよかろう。

笑ったのが文化庁をgoogleで検索して出てきた表題と引用。これはリンクポリシーへのgoogleの嫌味か思わせるぐらい皮肉の効いた検索結果だった。ちなみにここではエラー404とあるが、上にあるエラー画面では404が消えている。おそらく「404?エラーメッセージが違うだろっ」ていうツッコミにサーバ管理会社が急いで書き直したものではないかと推測される。非常に素早い対応だが、対応するべきところを間違っているような気がする。

文化庁はZDNet Japanの取材に対してトップページのリンクを強制するつもりはなかった、今年webサイトをリニューアルした際に技術的にそのような事態が「偶発的に」発生したかのような回答を返している。実際のところは著作権を啓蒙するつもりがWWWを理解していないがために文化庁の担当者が暴走しただけじゃないかと思うのだが。
» ZDNet: 文化庁、「ディープリンクを拒否するつもりはない」

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ところで、このリンク問題、先のBerners-Leeの覚え書にある言葉が非常に印象的だった。

There is no reason to have to ask before making a link to another site
But by the same token,
You are responsible for what you say about other people, and their sites, etc., on the web as anywhere

リンクを張るのは張る者の自由だが、(リンク先のサイトや個人に対する)自分の発言には責任を持てということだ。御意なり。

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