2002-05-09
日本外交のお粗末さと中国の傲慢
昨日、中国瀋陽の日本領事館で北朝鮮の5人の集団が亡命を企て、中国の武装警官(何?武装警官って?武装していない警官がいるのだろうか?)に取り押さえられる事件が起こった。しかし、問題を大きくしているのはその警官が日本領事館の門扉のまわりでふたりの女性と幼い女の子を敷地内に入って押し戻したこと、すでに門を通り抜け、建物内に入っていた男ふたりを連行したことだ。
その一部始終を撮ったビデオ画像が公開され、中国治安当局のウィーン条約違反を明らかにし、そして日本外交官の無能ぶりを見事にさらけ出してくれた。しかし、亡命を求めている人の前で何もせず(「できず」ではない)、手をポケットに入れて見ているだけの職員を見て、ほんと情けなくなった。
外務省の対応、日本政府の生ぬるい抗議も噴飯ものだが、中国の言い訳もまた笑った。亡命しようとした奴らをテロリスト扱いし、日本領事館を守ってくれただと。どこをどう叩いたらあの貧乏風情の北朝鮮亡命者をテロリストと勘違いできるのだ?
中国人は日本に過去の戦争に対して謝れと言う。それを何十年も繰り返し要求してきた。何度謝っても懲りずに。しかし、彼らは自分たちが何かしでかしても、治外法権のある領事館への許可のない立ち入りというれっきとしたウィーン条約違反を犯しても決してそのことで我々に謝罪しようとしない。中国の傲慢な体質を垣間見た、というか如実に表してくれたということか。■